Publication of ADMETA commemorative booklet:
Chapter 1:

20周年から今日までのADMETA

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20周年から今日までのADMETA

20周年から今日までのADMETA 2010年代に入ってからのADMETAは,産業界,社会の状況を受け,常に試行錯誤を繰り返して参りました.

ADMETAの第1回開催から,前回本会議を開催した2019年までの論文数を図8に示します.図より, 2010年に至るまで順調に論文数が増加傾向にあったことがわかります.20周年記念誌にも記されているように,対象とする技術分野を拡げ,様々な議論を進めてきた成果と考えられます.その結果,2010年には発表数のレコード数が大きく更新されました.



  一方で,2011年3月に東日本大震災が発生し,各社のビジネス環境の悪化や海外からの来日者数の低下などが懸念される事態になりました.結果としてこの懸念は杞憂に終わり,2010年からは低下したものの,震災前の論文数の水準をキープしています.

会場も,毎年の会場として定番であった東京大学山上会館を離れ,2011年には芝浦工業大学にて,さらに2012, 2013, 2014, 2016, 2017年には東京大学弥生ホールにおいて,開催いたしました.そしてついに,中国での開催の翌年となる2019年には,ADMETAの象徴的会場であった東京大学山上会館に戻り,会議を実施することが出来ました.

また,国際会議としての連携を強化するために,2015年には韓国,2018年には中国において,現地委員のご尽力のもとでADMETAを開催し,アジアにおける配線技術の発展に寄与して参りました.

大変残念ながら,COVID-19の猛威をうけて,2020年には本会議を開催することが叶いませんでした.一方で,会議の主要なスコープである人材育成の活動を継続するため,チュートリアルのみを完全オンラインで実施し,多くの方々にご参加いただきました.ここで得られたノウハウは,今回のADMETA plus 2021の開催にも大きく貢献しています.

今後のADMETAは,これまでの様々な経験によって得られた選択肢を駆使して,多くの方々の研究開発に貢献するような議論の場として,更なる発展を目指したいと考えております.

ADMETA plus 2019委員長
横川 慎二(電気通信大学)


赤本からJJAPへ

ADMETA 2009以降,応用物理学会の英文誌であるJapanese Journal of Applied Physicsに特集号を企画しています.

ADMETAで発表された内容の詳細や発展させたものを論文にまとめて投稿いただき,peer reviewを経て採択となった投稿は,査読つき論文として出版されています.

これまで出版された特集号を以下に示します.是非,皆様の研究の参考文献リストに加えていただければ幸いです.

JJAP, Vol. 49, 2010, No. 5S2
JJAP, Vol. 50, 2011, No. 5S1
JJAP, Vol. 51, 2012, No. 5S
JJAP, Vol. 52, 2013, No. 5S3
JJAP, Vol. 53, 2014, No. 5S2
JJAP, Vol. 54, 2015, No. 5S
JJAP, Vol. 55, 2016, No. 6S3
JJAP, Vol. 56, 2017, No. 7S
JJAP, Vol. 57, 2018, No. 7S
JJAP, Vol. 58, 2019, No. SH
JJAP, Vol. 59, 2020, No. SL



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